いかまっとの今日からここは宝島

息をするようにアニメを見る人間のサブカル系ブログ。アニメ・映画のレビューを中心に書いていきます。

劇場版3部作見てない人間が語る『コードギアス 復活のルルーシュ』

こんばんは、最近記憶力の低下が著しいいかまっとです。

久しぶりの更新となる今回、

取り上げますのは『コードギアス 復活のルルーシュ』でございます。

公開日より公開終了が近くなった3月12日に漸く見てきました。

 

http://i.ytimg.com/vi/X8HqcoR0vd0/mqdefault.jpg

 

劇場3部作見てなかったけど、

それでもめっちゃ面白かった。

 

アニメ版見た人なら予習なしでも普通に楽しめると思います。

もちろん3部作見てからの方がより楽しめるでしょうけどね!笑

 

ここから大いにネタバレ有。内容が知りたくない方はご注意ください。

 

 

 

 

 

 

 index

 

 

コードギアス 復活のルルーシュ』大まかなあらすじ

光和2年。
世界は再編成された超合集国を中心にまとまり、平和な日々を謳歌していた。
しかし、平和は突如として終わりを告げる。仮面の男・ゼロとして、ナナリーの難民キャンプ慰問に同行したスザクが謎のナイトメアフレームに敗れ、
2人は連れ去られてしまった。
シュナイゼルの密命を受け、戦士の国・ジルクスタン王国に潜入したカレン、ロイド、咲世子はそこで、謎のギアスユーザーに襲われる。
そして、その場には襲撃者に“元嚮主様”と呼ばれる、C.C.が居た。

かつて神聖ブリタニア帝国の大軍すらも打ち破った無敵の王国を舞台に、人々が描く願いは、希望か絶望か。
果たして、ギアスのことを知るジルクスタン王宮の面々と、C.C.の思惑とは——。

コードギアス 復活のルルーシュ』公式サイトより引用

ざっくりいうと、ゼロレク後もなんやかんや生きてたルルーシュが妹を助けるためにこれまで敵だった人たちと共闘するアツい話でした。   

アニメ版、劇場版ではルルーシュが悪逆皇帝となり、自分にあらゆる負の感情を集めてゼロレクイエムを迎えます。

それは世間からだけでなく、黒の騎士団やブリタニア皇族たちも同じでした。

最新作ではそんなルルーシュとわだかまりのあったキャラクター達が、それぞれの思いをぶつけて和解、共闘します。

個人的にはスザクだけでなく、コーネリアや扇についても共闘に至るそれぞれの思いを描いてくれたことが嬉しかったです。

特にコーネリアなんか「昨日の敵は今日の友!」とあっさり切り捨てられる因縁ではないはずですから、対立のシーンはキャラクターに説得力(人間味)を持たせるいいシーンだと思います。

期待を裏切らない、まさにこれが見たかったんだ!というコードギアスの世界がそこにありました。

アニメ版ドラマCDのノリが好きな人は見て損ないと思います。

ちょっと微笑ましいギアスが見られますよ!

 

ルルーシュの変化

復活してからのルルーシュは、以前のルルーシュと結構違います。

過酷な経験を重ねて考え方が変化している、という部分を随所から感じました。

ギアスを使うときも、以前の使い捨て駒みたいなかけ方をしません。

(交戦する気満々の敵は除く。)

一番印象に残ったのは、「俺の罪を消さないでくれ」(微妙に違うかも)という発言。

時を遡り人類史を1からやり直そうとする敵の大将に向けたセリフです。

人類史をやり直せば、ユフィが犠牲にならずに済むかもしれない。

自分が悪逆皇帝になる必要もなくなるかもしれない。

それでも自分のやってきたことを「罪」ととらえ、失敗の積み重ねこそが世界を作るのだと。ルルーシュの魅力が詰まったシーンでした。

 

復活の扇(の株)

扇〇ねなんて言葉が動画のコメントで飛び交うほどヘイトを集めていた扇さん。

最新作ではなんと!!ゼロ(ルルーシュ)への懺悔シーンがあります。

しかも子供と嫁がいる立場にも関わらず、ルルーシュの目の前で自決しようとする。

扇の裏切りへの苦悩と後悔がわかる一幕でした。

製作者の思うつぼかもしれないけど、自分は扇のことちょっと許せました。

ただの薄情者じゃなかったんだね。

お願いだから今のルルーシュの前でそんなことしないでやってくれ。

 

ルルーシュの復活は正しかったのか

アニメ放映から十数年。

今でも面白いアニメは?と聞かれればコードギアスの名前が即座に上がります。

面白さの所以はそのラストシーンにもあるわけで。

アニメ版はルルーシュが死に、話が綺麗に完結していたために、

中途半端な続編はいらないという声もありました。(友人M)

ラストシーン以降についても二次創作でネタは出し尽くされてる感じがありました。

正直最新作への注目度とハードルはかなり高かったと思います。

それでもプレッシャーに負けずこんなに完成度の高い続編を作り上げてくださったスタッフの皆様に感謝です。

 

思えば終盤、玉城が「これでよかったのかな」と作中の出来事を振り返るシーンは、この作品そのものの可否を問うものだったのかもしれない…なんて。

扇はそんな玉城に「失敗か成功かは歴史(=後世)が決める、だから今は今の自分たちが正しいと思うことをするんだ」みたいなことを言います。

監督のインタビューでは、

「たとえ予想された王道のストーリーだったとしても、後から振り返ってシリーズ全体を見渡した時に筋の通る作品を作りたい」みたいな話がありました。

扇が言っていることに通じるなと思います。

 

何はともあれ再びギアスの世界に触れることができてよかったー!

 

最新作面白すぎて、ギアス熱が再発してきました。

いずれコードギアス反逆のルルーシュについても記事を書こうと思います。

それでは今回はこの辺で。

ありがとうございました。