いかまっとの今日からここは宝島

息をするようにアニメを見る人間のサブカル系ブログ。アニメ・映画のレビューを中心に書いていきます。

アクション作画の伝説〜アニメ『Canaan』〜

こんにちは。社会人2年目のいかまっとです。

ついにAmazon prime のdアニメ会員になってしまいました。

見られるアニメがめちゃくちゃ増えて天国のようです…!

 

今回はCanaanを視聴。1クール13話でサクッと見られます。Fateシリーズっぽいキャラデザに惹かれて見てみたら、なんとTYPE-MOON絡みの作品でした。FGOでコラボしてくれたら全力でガチャ引きに行きます。

 

 

※ここからネタバレ注意です

 

 

 

 

 

総合評価は70点。ガンアクションが好きな方、気になっている方は見て損無いと思います!

 

【作画】★★★★★

神作画とはまさにこのこと。アクション作画は伝説級です。女性ガンナーで主人公:カナンの細身から繰り出されるしなやかなアクションがかっこいいです。腕や背中に筋肉を感じるのもめっちゃ良きです。特にOPサビ後のカナンの殺陣は最高。

もちろんアクションのみならず、ちょっとした表情やコミカルな動きも上手に描かれてます。全編通して作画崩れが無いので、画面の安定感は抜群です。

 

【キャラクターの外見】★★★★★

カナンがどタイプです。見た目めっちゃかっこいい。アルファルドも。ヒロインもかわよい。脇キャラも好きです。さすが社長。

 

【ストーリー】★★

個人的にストーリーは微妙でした。キャラの内面描写が曖昧で、難解なんですよね…。キャラの目的がよくわからず話の軸も掴めないまま最終回へ。最後までこの物語で「誰が何を得たのか」が分かりにくく釈然としません。

 

作中でポイント(?)になっているのが「マリアとカナンの関係」。

マリアはごく一般的な日本人。対してカナンはクソ強の傭兵です。

 

マリアは序盤→中盤にかけて、カナンを『光』だと言います。いつも凛々しくクールに自分を守ってくれるし、強く憧れるのはわかります。ですが、「側にいれば自分も輝ける日が来るかもって思ってた」と本人に言うのはどうなんでしょう…。他力本願だしなんだか打算めいて聞こえます。気持ちはわからんでもないけど、カッコ悪いぞマリアよ。後カナンが自分の思うような超人ではなく、普通の女の子としての一面もあることがわかった時がっかりするのもちょっと。同世代の女の子なんだから、そう言う時こそ支えてやれYO!…と言いつつ自分にも思い当たる節があったり。同族嫌悪ですね。勝手な期待や理想の押し付けはダメです。終盤ではカナンも普通の女の子だってことを受け入れます。「カナンは赤ちゃんなんだ」ってセリフですね。そして「カナンの横に並びたい」と決意し、カナンを守る選択をします。よくぞ成長した。

 

カナンも序盤はマリアを守るべき「光」だと認識してます。傭兵の自分に態度を変えず接してくれる唯一の存在として、大切にします。しかし終盤ではマリアを「光」(縋るもの)ではなく「友達」と認識したようです。(この心情変化もよくわからない…。)最後はマリアを危険な目に合わせないために敢えて距離を置きます。失わないために側において守り続けるよりも、相手を思い遣った選択です。住む世界が違いすぎるので、まぁ仕方ないかな。個人的には2人の百合展開がもっと見たかったぜ!!

 

書いてて思いましたが、キャラの心情変化のきっかけがよくわからないですね。見直せばわかるかなぁ…。

 

そういえば結局アルファルドってシャムの面影を追ってウイルス騒ぎやってたんだ。アルファルドの内面描写が少なかったので、急にそんなこと言われると違和感です。前半が茶番になっちまう…。

 

【雑感】惜しいアニメ。

 ストーリーの項目書いてて、バナナフィッシュを思い出しました。住む世界の違う2人の出会い。そして別れ。バナナフィッシュはいいぞ。アッシュとエイジは互いを支え合ってるって感じがします。どんなに精神的・肉体的に強そうな人でも、人間なんで弱みはあるし支えは必要です。自分は足りないものを補い合って支え合ってる2人ってのがツボなので、マリアがもう少し頼れる子でカナンの支えになってくれたら嬉しいなって思いました。2人の絆を深堀すると言うか。まぁ尺と世界観的に難しいかな。

 

そんな感じで感想でした。

作画マジでよいので、定期的に見てアクションの模写をやろうと思います。

次は何みようかな。

ご拝読ありがとうございました。